2022年9月に開催された皆川優子さんの人形展。
「Minagawa Dolls 2022」は150㎝の球体関節人形「Misty(ミスティ)」1体のみの展示でした。

「こんなに大きな人形を作るのは初めての挑戦。」

「リクエストがなかったら一生作ることはなかったかも。
この子に1年集中してきたから、今回の展示空間はこの子のためだけに。そう思ったの。」
Minagawa Dollsの「球体関節人形」
「ギターを弾いているポーズがとれる、大きな人形を作ってくれませんか」
そんなオーダーが入り創作された「Misty」
皆川優子さんの人形展に何度か訪れ「素敵だな」とワクワク&感動してきましたが、今回は少しせつない気持ちになりました。
この人形展の終わりは、お互いを見つめ合ってきた皆川優子さんとMistyが離れ離れになることを意味していたからです。
今回、皆川優子さんは人形展にヨガインストラクター寺下恵理さんのダンスパフォーマンスを取り入れました。
踊っているのは誰?Mistyの心??
寺下恵理さんは「自分に命を吹き込んでくれてありがとう」というMistyの気持ちを表現していたのではないかと思っています。
感謝と、旅立ちに希望があふれている…そんな気持ちを表現していると感じたけれど、目を合わせられないでいる。
目が合うと涙がでてしまいそうだから…だよね、きっと。
「私が初めてこの世界で見たのは、私が映るあなたの瞳だった。」
「いつもあなたの瞳に私がいた。」
「あなたの瞳に映る私を見るのが私は好きだった。」

「いつまでもいつまでも、あなたに触れてもらえる子もいるというのに。」

「私は『そういう存在』ではない。」
「生まれたときからキマッテイタコト。」
私は【Minagawa Dolls Misty】
強さも弱さも激しさもフラットも。あなたから与えられた【すべて】に感謝します。
ありがとう。
Misty
I wish your happiness from my heart.
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